現在、新型コロナウイルス新規感染者数は、変異株の影響の下、過去最大の水準が続いており、これまでに経験したことのない感染拡大となっています。
感染者数の急速な増加に伴い、療養者数が増加し、自宅療養者や重症者数も急速に増加しています。これにより、東京都における医療提供体制も非常に厳しくなっており、災害レベルの非常事態が継続しています。
上記の非常事態の状況から東京都の要請により、久我山病院は世田谷区の他の急性期病院と共に、新型コロナウイルス感染症治療に取り組んでおります。
具体的には、当院では発熱外来ならびに保健所からの依頼において軽症~中等症の入院患者さまの受け入れを行ってまいります。受け入れに際し、一般の患者さまも安心して治療を継続できるよう、全職員が院内感染防止対策に取り組んでまいります。
新型コロナウイルス感染症および疑い患者さまと、そうでない方の動線が交わることがないよう区域分け(ゾーニング)をしっかり行い、全職員がエビデンスに基づいた感染防止策を徹底してまいります。
今後、皆様にお知らせすべき情報が上がりましたら、都度、病院ホームページや院内掲示にて情報公開をしてまいります。
当院は長くこの地で皆様に必要とされる医療を提供してまいりました。新型コロナウイルス感染症に対しても、真摯に医療を提供し、1日でも早く皆様の平穏を取り戻すべく全力を尽くしてまいりますので、何卒、皆様のご理解とご協力、ご支援を賜りますよう、心よりお願いを申し上げます。
2021年9月1日
久我山病院
病院長 岩下光利