痙縮について
脳卒中後によくみられる後遺障害に痙縮という症状があります。筋肉が緊張しすぎて、手足が動かしにくくなります。痙縮による姿勢異常が続くと、筋肉が固まって関節の動きが制限され、日常生活に支障が生じます。また、痙縮がリハビリテーションの障害となることもあります。
ボトックスを注射すると、筋肉の緊張をやわらげることができます。
ボトックスを注射すると、筋肉の緊張をやわらげることができます。
ボトックス療法の効果は、注射後すぐにあらわれ、通常は3~4ヶ月間持続します。直後よりリハビリを追加することにより、時には6ヶ月以上効果が持続する場合もあります。
リハビリテーションとをボトックス療法後に行うことによって、より効果が持続します。当院では効果的にリハビリテーションを行うため、できるだけ入院をお勧めしております。ボトックス投与後からリハビリを開始し、適切にリハビリテーションを行うことで薬の効き目を長く持続することができます。入院期間は約5日間になります。
ボトックス療法は、上下肢痙縮に保険適応となります。
詳しい医療費の負担については、医事サービス科までお問い合わせいただくか、こちらhttp://keishuku.jp/shien/をご参照ください。
担当医師 山田晋也
久我山病院脳神経外科顧問
順天堂大学脳神経外科非常勤講師
経歴:
・1982年 東海大学医学部卒
・1988年 ブラウン大学脳生理学教室研究員
・1996年 池上総合病院副院長
・1999年 南カルフォルニア大学脳神経外科研究員
・2001年 ロサンジェルス小児病院神経外科教室研究室長
・2011年 東海大学大磯病院脳卒中神経センター長
・2015年 南カルフォルニア大学招待准教授
・2015年 東芝林間病院脳脊髄液水頭症センター長
専門領域:
脳神経外科一般、水頭症
学会認定資格:
日本脳神経外科学会専門医、日本神経内視鏡学会技術認定医、日本医師会認定産業医
所属学会:
日本脳神経外科学会、全米脳神経外科学会、日本脳神経外科コングレス、日本正常圧水頭症学会、
国際脳脊髄液水頭症学会、国際水頭症画像ワーキンググループ、国際核磁気共鳴学会、
日本核磁気共鳴学会、クロアチア脳神経外科学会名誉会員、日本脳卒中学会、
日本神経内視鏡学会、日本小児脳神経外科学会、国際小児脳神経外科学会
メディアへの出演・掲載など | 2012年「ためしてガッテン」(NHK)など多数 |
所属学会:
杏林大学医学部出身
専門領域:
脳血管障害
学会認定資格:
日本脳神経外科学会専門医
所属学会:
日本脳神経外科学会、日本脳神経血管内治療学会、日本脳卒中学会
毎週月曜日午後の予約専門外来となります。
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