発生頻度は、認知症の原因の5%~10%と言われています。
日本全国に70万人程度の方が罹患している可能性があり、これはパーキンソン病の2~4倍の有病率です。
しかしながら、その診療率は低く、ほとんどの方が見過ごされているのが現実です。
タップテストは腰椎穿刺髄液排除試験のひとつです。
iNPHは髄液貯留による脳室拡大と三徴候、歩行障害・認知症・尿失禁をきたします。ですので、腰椎のクモ膜下腔から過剰に溜まっている脳脊髄液を少量排除することによりこれらの症状が改善するかを診断することができます。これにより外科的治療(髄液シャント術)の必要性を調べます。
腰椎(腰骨)の間から脊髄クモ膜下腔に穿刺針を刺し髄液を排出します。
一回の髄液タップテストで症状が一時的に改善することもあれば、複数回の髄液タップテストの後に症状が改善することもあります。
3日程度の検査入院を必要とします。症状の改善度合いについてはタップテスト後にご家族の観察がとても重要です。自宅に帰られた後に症状の変化を注意深く観察しましょう。
久我山病院脳神経外科顧問
順天堂大学脳神経外科非常勤講師
経歴:
・1982年 東海大学医学部卒
・1988年 ブラウン大学脳生理学教室研究員
・1996年 池上総合病院副院長
・1999年 南カルフォルニア大学脳神経外科研究員
・2001年 ロサンジェルス小児病院神経外科教室研究室長
・2011年 東海大学大磯病院脳卒中神経センター長
・2015年 南カルフォルニア大学招待准教授
・2015年 東芝林間病院脳脊髄液水頭症センター長
専門領域:
脳神経外科一般、水頭症
学会認定資格:
日本脳神経外科学会専門医、日本神経内視鏡学会技術認定医、日本医師会認定産業医
所属学会:
日本脳神経外科学会、全米脳神経外科学会、日本脳神経外科コングレス、日本正常圧水頭症学会、
国際脳脊髄液水頭症学会、国際水頭症画像ワーキンググループ、国際核磁気共鳴学会、
日本核磁気共鳴学会、クロアチア脳神経外科学会名誉会員、日本脳卒中学会、
日本神経内視鏡学会、日本小児脳神経外科学会、国際小児脳神経外科学会
2011-2013 | 厚生労働化学研究費補助金難治性疾患克服研究事業 特発性水頭症の病院 病態と診断 治療に関する研究(2) 分担研究者 |
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2008-10 | 厚生労働化学研究費補助金難治性疾患克服研究事業 特発性水頭症の病院 病態と診断 治療に関する研究(1)分担研究者 |
2008 | 画論 The best image 優秀賞 Spinal Diffusion imaging |
2007 | 画論 The best image 優秀賞 MRI CT fusion imaging |
2005 | 画論 The best image 優秀賞 CSF bulk flow imaging |
2004 | 画論 The best image 優秀賞 Spinal tractgraphy |
1997 | International Meeting of Computer Integrated Surgery, Award for outstanding presentation. |
1990 | 厚生労働化学研究費補助金 脳組織間液 |
1977-1981 | Scholarship of the Japan Scholarship Foundation |
2012 02 22 | ためしてガッテン 笑顔が戻った! 認知症 治るタイプ大発見SP(最新のMRI 髄液描出法として紹介される) |
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2011 09 09 | 日本経済新聞技術ウオッチ 高齢社の水頭症、髄液抜いて改善 |
2011 | 共同通信 京都新聞他 髄液の流れを可視化 水頭症診断に応用へ |
2011 01 25 | 医療世紀 Medical News 47news髄液の流れを可視化 |
山田 晋也
やまだ しんや
脳神経外科顧問、水頭症センター長
主な専攻分野 | 脳神経外科一般、水頭症 |
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所属学会・資格など | 学会認定資格:日本脳神経外科学会専門医 日本神経内視鏡学会技術認定医 日本医師会認定産業医 所属学会:日本脳神経外科学会 全米脳神経外科学会 日本脳神経外科コングレス 日本正常圧水頭症学会 国際脳脊髄液水頭症学会 国際水頭症画像ワーキンググループ 国際核磁気共鳴学会 日本核磁気共鳴学会 クロアチア脳神経外科学会名誉会員 日本脳卒中学会 日本神経内視鏡学会 日本小児脳神経外科学会 国際小児脳神経外科学会 |
略歴 | 順天堂大学脳神経外科非常勤講師 東海大学医学部卒 ブラウン大学脳生理学教室研究員、池上総合病院副院長、南カリフォルニア大学脳神経外科研究員、ロサンジェルス小児病院神経外科教室研究室長、東海大学大磯病院脳卒中神経センター長、南カリフォルニア大学招待准教授、東芝林間病院脳脊髄液水頭症センター長を歴任 |
ひとこと | 海外の医療機関や急性期医療機関で脳神経外科全般、特に水頭症について従事してまいりました。 特発性正常圧水頭症(iNPH)は手術により歩行障害・認知機能障害・排尿障害の3症状が改善することがあります。症状が改善し患者さんご本人の自立が高まれば、介護負担も軽減され、患者さまおよびご家族様のQOL(クオリティー・オブ・ライフ)の向上が可能になります。「老化だから」とあきらめずに、ぜひ一度ご相談ください。 |
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山田医師・阿部医師が専門外来にて診療を行います。
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