日頃より当院の院外処方せんに応需いただき、ありがとうございます。
当院では円滑な薬物療法推進のため、以下の項目について取り組みを行っております。
保険薬局の皆様におかれましては、各項目についてご理解ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
外来化学療法室では、抗がん薬治療や⽣物学的製剤の治療に精通した医師、看護師、薬剤師、管理栄養⼠、ソーシャルワーカーによるチーム医療で、患者さまの⽣活と治療の両⽴⽀援に取り組んでいます。2020年10⽉、4台のリクライニングチェアやアーム付きTVを設置し、ゆったりとした時間を過ごしながら治療が受けられるよう外来化学療法室を一新しました。
当院での化学療法は化学療法前に、血液検査や患者さまの体調に変化はないか、⽇常⽣活で⼼配なことはないかなどの問診を行い、その後に医師の診察を受ける体制をとっております。また、ご希望があれば、管理栄養⼠による栄養相談や⾷事指導を受けることも可能です。
医学の進歩に伴い、従来型の抗癌剤に加え、分⼦標的薬や免疫チェックポイント阻害薬など取り扱いに注意を要する薬剤も開発され、その副作⽤も多岐にわたっています。当院では副作⽤に関する正しい情報の提供や⽇常⽣活指導、⾃宅で何かあった際の電話対応もおこなっています。
久我山病院外来がん化学療法レジメンは、久我山病院の外来化学療法委員会で審査・承認されたレジメンについて、その内容を地域の保険医療機関及び保険薬局などが利用するために公開するもので、患者・一般の方への情報提供を目的としたものではありません。本資料は、久我山病院でがん治療を受ける患者さんの適正な投与管理を目的として提供されるものであり、その他の目的での用途は想定しておりません。投与量、投与スケジュールは、患者さまの状態によって変更される場合があります。また、使用薬剤については事前連絡なく後発品へ変更する場合もありますのでご了承ください。なお公開内容は適宜更新を行っておりますので、ご利用時はご留意ください。
平素より、当院発行の院外処方せんに応需いただき、ありがとうございます。当院は患者さまに対する質の高い医療を提供する観点から保険薬局との連携を強化し、「外来化学療法加算1」に加え、「連携充実加算」の算定を行っています。算定を実施した患者さまへの治療の情報などを共有することを目的に化学療法情報提供書をお渡しします。
特定薬剤管理指導加算2の算定の有無に関わらず、患者さまからの文書の提示があり、調剤後に電話などで服薬状況や副作用の有無を確認いただいた場合は下記【特定薬剤管理指導加算2】服薬情報提供書に内容を記載の上、Emailにて薬剤部までご送信ください。緊急性があると判断される場合には患者様から当院へ電話相談していただくようご案内ください。
外来化学療法に関する情報提供書(トレーシングレポート)【Excel】
外来化学療法に関する情報提供書(トレーシングレポート)【PDF】
患者さんからの聞き取り情報など、即時性の低い情報について処方医へフィードバックするレポートです。保険調剤薬局で「即時性は低いものの処方医師へ情報提供したほうが望ましい」と判断された内容をトレーシングレポートでご報告いただき、処方医師へ情報伝達し、情報の共有化をします(トレーシングレポートによる情報提供は疑義照会ではありません)。
外来化学療法・連携充実加算に関する研修会
当院では定期的にがん化学療法に関する研修会を開催しています。
(注:新型コロナウイルス感染症の影響で予定が変更となる可能性もあります)
当院ではプロトコルに基づく薬物治療管理の一貫として調剤上の典型的な変更に伴う疑義照会を減らし、患者への薬学的ケアの充実、および処方医師や保険薬局の負担軽減を図る目的で平成30年9月より「院外処方箋における問い合わせ簡素化プロトコル」を運用しております。
本プロトコルを適正に運用するため、開始にあたっては、プロトコルの趣旨や各項目の詳細な内容について当院担当者からの説明をお聞きいただいた上で、合意書を交わすことを必須条件としております。
本取り組みへの参画をご希望される保険薬局の先生は、当院薬剤部までご連絡ください。
※プロトコルの名称を変更しました(2024年4月1日更新)
薬剤師法第23条の「医師の同意を得た場合の変更調剤」(本プロトコルの対象)と第24条の「疑義(照会)」(薬学的知見に基づく疑義照会:本プロトコル対象外)との区別を明確化するため、「院外処方箋における疑義照会簡素化プロトコル」から「院外処方箋における問い合わせ簡素化プロトコル」へと名称を変更しました。
院外処方箋における問い合わせ簡素化プロトコル合意書【Excel】
保険薬局で患者より聞き取った項目(服薬状況、副作用の評価、残薬状況、健康食品やOTCの使用に関すること等)で、必ずしも緊急を要さないものの、処方医へ情報提供した方が望ましいと判断された内容を、医師へフィードバックするためのものです。
※対応した内容については、必要に応じ保険薬局へ返信させていただきます。
以下のリンクからトレーシングレポートをダウンロードできます。
必要事項を記載後、Emailにて薬剤部までご送信ください。
本レポートによる情報提供は、疑義照会ではありません。疑義がある場合は電話にて問い合わせをお願いいたします。
また、がん化学療法トレーシングレポートも別にございますので、必要時はご利用下さい。
2022年の診療報酬改定において調剤後薬剤管理指導加算が見直され、糖尿病患者に 新たにインスリン製剤又はSU系製剤(以下「インスリン製剤等」という。)が処方された患者に対し、地域支援体制加算を届け出ている保険薬局が調剤後も副作用の有無の確認や服薬指導等を行ない、その結果を保険医療機関に文書で情報提供した場合に新たに評価されるようになりました。
つきましては、インスリン製剤等を使用している糖尿病患者であって、新たにインスリン製剤等が処方されたもの又は、インスリン製剤等に係る投薬内容の変更が行なわれたものに対して「インスリン製剤等指導依頼」を開始いたします。
インスリン製剤等の適正使用についてご指導、フォローアップいただき、その内容を当院薬剤部までインスリン使用状況情報提供書(トレーシングレポート)にてご返信ください。
ご返信いただいた内容は薬剤部にて確認し、処方医にフィードバックいたします。
ご理解ご協力賜りますようお願い申し上げます。
運用開始日 : 2024年4月1日
運用の流れ :
インスリン使用状況情報提供書様式 : 久我山病院のフォーマット(別紙)を使用
インスリン使用状況情報提供書(トレーシングレポート)【PDF】
インスリン使用状況情報提供書(トレーシングレポート)【Excel】
社会福祉法人康和会 久我山病院 薬剤部
〒157-0061 東京都世田谷区北烏山2-14-20
TEL:03-3309-1111(代表)
Email:yaku-yakuzai@kugayama.or.jp